青汁の原料と栄養素について〜ケール編〜

青汁の原料と栄養素について〜ケール編〜

ケールは青汁の代表的な主原料です。

 

野菜の王様と言われるケールの魅力をご紹介します。

ケールはどこで生まれた野菜?

ケールはどこで生まれた野菜?

ケールは4500年前に地中海沿岸で生まれたアブラナ科の緑黄色野菜です。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの原種、いわば、先祖でもあります。

 

地中海沿岸の強い日差し、石灰岩が風化したカラカラに乾いた赤土と、恵まれない荒れた土地で育ったからこそ、強靭な生命力を持つ野菜になりました。

 

古代ギリシャの数学者であるピタゴラスはケールのことを「元気と落ち着いた気分をもたらす野菜」と絶賛しました。

 

ケールが普及したのはヨーロッパを頻繁に行き来したケルト人です。

 

航海をする時にビタミン不足を補うために大量のケールを積み込んだことから、ケールが各地方に広まりました。

 

「ケール」の名前はケルト人に由来するともいわれています。

ケールはスーパーで売ってる?

海外では料理の具材としても親しまれており、スーパーでも簡単に手に入ります。
一方で日本のスーパーの実店舗では一般的には売っていないようです。

 

自然食品に力を入れているスーパーや八百屋では手に入ることもありますが、ネット通販で購入する方が確実です。

ケールはなぜ日本でブームになった?

戦前に青汁の父と呼ばれる遠藤仁朗氏がアメリカからケールの種を輸入して栽培を始めたのが日本での普及のきっかけと言われています。

 

遠藤氏がケールを選んだのは、栄養価が高いだけではなく、暑さ寒さに強く、安定した供給が期待できるためです。

 

1990年にケールを主原料とした「キューサイの青汁」のCMで一躍青汁が有名となり、原料のケールにも注目が集まりました。

ケールはなぜ青汁ばかりに使われる?

ケールが日本に渡ってきた時期は所説あり、1200年ごろとも、江戸時代とも言われています。

 

文献としては1709年に出版された「大和本草」でケールらしき食物が初めて登場します。

 

当時の日本は生で野菜を食べるという習慣がなかったため、ケールを食用で使うには至らず、長く観賞用として扱われてきました。

 

世界各国ではキャベツと同じように料理に多用されていますが、日本では馴染みが薄い野菜です。
独特の青臭さ、苦味といった特徴が料理になじまない一因かもしれません。

 

ケールはなぜ青汁ばかりに使われる?

そんな中青汁の普及によりケールは一躍脚光を浴びました。
青汁は栄養補助食品としての性質からケールの栄養価の高さが重宝されています。

ケールが他の青汁主原料と違うところは?

ケールは「野菜の王様」と呼ばれる通り、たくさんの栄養素をバランス良く含む優秀な野菜です。
他の青汁原料と比べると以下の栄養素が突出しています。

ケールに含まれる成分

特徴

カルシウム

ケール(生の葉)に含まれるカルシウムは100g中で220mg。
牛乳の約2倍も含まれています。日本人が不足しがちなカルシウムを補えます。

ビタミンC

ビタミンCは100g中81mgでビタミンCトップクラスのイチゴ(100g中62mg)を上回っています。
同じく青汁の主原料明日葉と比較しても2倍となっています。

ポリフェノール

抗酸化作用があり、若返り成分ともいわれるポリフェノール。
ケールは100g中257mg含み、ブロッコリーの1.5倍です。

ケールは自分で栽培できる?

ケールは自分で栽培できる?

大地の恵みをいっぱいに受けたケールを自家栽培して青汁をつくるのはこの上もない贅沢です。
ケールは鉢やプランターで栽培できます。

 

冷涼な気候を好みますが、暑さにも耐えることができ、寒さに強いです。
青汁のメーカーで有名なキューサイはケールを北海道で栽培しています。

 

土は、種をまく2週間前に苦土石灰100g、1週間前に完熟堆肥2kg、有機配合肥料80gを施します(1uあたり)。

 

種まきは春先から夏前までにまきます。深さ15cm、25〜30cmの間隔をあけて種をまきます。

 

ケールは栄養価が高いので、蝶々が好んで卵を産み付けていきます。毎日注意してみて虫を取り除いていきましょう。

 

摘み取ったらなるべく早く使いましょう。

 

やむを得ず保存する場合は乾燥しないように湿ったキッチンペーパーを挟んでナイロン袋に入れて冷蔵庫で保存します。

ケールは料理に使える?

ケールはやわらかい葉であれば、サラダなど生で食べることができます。食べる前に塩でもむとエグミが抑えられます。

 

煮崩れしないので煮物にも適しています。
炒めて食べる場合は軸や葉の白い部分を取り除いてから炒めましょう。

 

油と一緒に食べることでビタミンE、カロテンを吸収しやすくなり、ケールの栄養価を効果的に取り入れられます

 

青汁用には葉が大きく、表面にハリと艶があるものがオススメですが、調理用には葉が柔らかいうちに摘み取ったものが適しています。

 

いろいろな栄養素がバランス良く含まれている野菜は意外と少ないものです。
たっぷりと栄養をとれるケールの実力をぜひ、味わってみてください。